RAKUEN(ラクエン)デラックスエディション / My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
※こちらの記事はRAKUEN(ラクエン)デラックスエディションのストーリーに関する重要なネタバレが含まれています。

思った以上にテーマが重すぎる!
偏見ではないが、子持ちの人と子供がいない人とでは話が合わない。
かつての自分も独身だったころは子供がいる人との会話は
理解できないことの方が多かった。
親が子供を失う絶望は、子供を持たないと多分分からないと思う。
自分も子供がいなかったら、こんなにもこのゲームが
グッサリと刺さらなかったんじゃないかと思う。
なので自分が独身で子供がいなかったら、一体どんな感想を抱くのか、
その人の立場によって大きく感想が変わってくる作品である。

母親の役割
まずRAKUENは少年がラクエンに行くための物語であるため、
少年が主人公かのように描かれているが
実際の主人公は母親の方に思える。
入院生活が長く、毎日を辛く過ごしていた少年がラクエンに行くため、
母親と一緒に大好きな絵本であるラクエンの世界を冒険するが、
この時点で少年の死へのカウントダウンがはじまっている。
だから冒険の間ずっと少年の傍には母親がいる。
最後の時を一緒に過ごすためである。

母親と話していると会社勤めをしていることや少年に弟がいることが分かる。
その状況の母親が少年とずっといるのはそういうことだろう。
少年はずっと治療を続けていたようだけれど、
ラクエンに行きたいと言った時点から
多分、看取り医療にうつったのではないかと推察されるが
東北大震災で被災した仙台。
物資が足りなくなって、満足な治療が出来なくなったとも考えられる。

実際に東北大震災経験者であれば、余計に心にくるものがあると思われる。
自分もそうだった。二度と経験したくない出来事である。
少年の父親(母親の夫)は電気工事士で被災の際に事故で亡くなっている。
しかも自己犠牲の果てにである。
最後のシーンで亡くなった父親、スーとともにラクエンへ旅立つ。
兜を外してあらわになった頭部が本当に痛々しい。
辛い治療から解放されて、母と笑顔で別れを告げ、
母はそこからみんなを見送る。

おかしいだろ
って物語とはいえ、母親だけ背負わされ過ぎじゃありません!!!!!?
お母さん、これで納得できるのか!?
エピローグで少年の弟もいるので嘆いてばかりいられないと
気丈にふるまっているお母さんがしんどすぎます!!!!!
育児中の母親として同じ立場だったら
夫と立て続けに息子まで亡くすわけである。
無理!!!!!!!!!!!!!!!!
このお母さんだって、誰もいない時、
絶対まくらに顔をうずめて嗚咽してるよ!!!
救いがなさすぎる!!!
あんまりだ!!!!!!!!!!!!!!
私がこの立場の母親なら、ありとあらゆる手を尽くし、
悪魔に魂を売ってでも息子を救うぞ!
ここらへんがもう一度プレイするのがマジでしんどすぎるポイントではあるものの、
自分の子供が元気で健康でいてくれるのは本当に当たり前のことではないんだと
心底考えさせられるお話です。
注意書きはほしかったかも
東日本大震災で被災した身として、
自分が知らない所で尽力してくださって亡くなった方もいらっしゃることを考えると
ますますやるせない気持ちになります。
扱うテーマとしてはセンシティブすぎるので万人に勧めることは難しく感じました。
ここが引っ掛かる人はいると思う。
ゲームの説明部分に一切震災に関する記述が無かったので、
注意書きほしかったなぁとは思う。
ちなみに本編がしんどすぎた結果、
おまけコンテンツのサイトウサンは起動すら出来ませんでした滅!\(^o^)/